「編集力」
それは、人生をより豊かにして、毎日を彩る重要なエッセンスになります。
では、編集力を高めるにはどうしたらいいのでしょうか?
①「疑いの目を持つこと」
②「専門的な知識をもたない」
ことが大切なのはすでにお話しした通りです。
※詳しくは前記事で
①疑いの目を持て
②専門的な知識を持つな
今日は、最後の3つ目をお話ししましょう。
答えから言うと、編集力を高める最後のキーは
「とにかく人に会う」です。
とにかく、いろいろな人に会ってください。
理想は、週に1回は新しい出会いがあるのがベストです。
なぜ、人に会うことが編集力を高める上で大切なのでしょうか?
言ってみれば、「編集する力」とは、
新しい視点を得る力と同意なんです。
復習がてらに繰り返しますが、
「編集」とは、自分の身の回りにあるものを工夫して、整理して、組み替えて、より良いものに変えていくことです。
その過程でとっても大事なのが、新しい視点なんです。
たとえば、部屋の模様替え。
代り映えしない部屋をなんとか変えたいけど、どうすればいい感じになるかな?
と悩んだことはないですか?
そんなとき、ふと友人の家に遊びに行って、
「あ、このレイアウト素敵だな」
「へ~こんな収納の方法があったんだ」
と、教えられたら、自分でも実践したくなりますよね。
このように、私たちは、新しい視点を得てこそ、
その新しい視点を使って編集を実行し、身の回りをより良いものへと変えていきます。
人は「新しい気づきがあってこそ、変化を試みる」生き物なんですね。
実は、クリエィテイブな仕事をしている人間が務める会社などでは、
こうした新しい視点を社員に持たせるため、インプット休暇などを積極的に与えています。
新しいとこに出かけたり、本を読んで勉強したり、初めての人に会ったり、
新しい視点を得るために自由に使っていいそうです。
さて、あなたは普段、どれぐらいの人に会っていますか?
一日に何人?週に何人?月に何人?
「一人、二人、三人、、あれ?両手で数えるぐらいしかいないぞ?」
と、いう人も多いのではないでしょうか?
一般的に人は、年取ればとるほど、コミュニティは狭くなります。
仕事に追われるとその関係の人しか会わなくなりますし、
ほぼほぼ同じ人しか顔を会わせないということもあるでしょう。
30代になると、周囲も家庭を持ち始め、昔のように気軽に誘えなくなったりして、過去の交友関係も薄くなります。
「最近、いい出会いがないよな~」と嘆くアラサー、アラフォーの未婚人が多いのも、
年を取ると、あらゆる領域でだんだん出会いがなくなるからこそ、こんな嘆きが出るわけです。
これは、30代、40代といった方ならなんとなく想像がつくと思います。
でも、こんな風に人との出会いの少なさを「仕方ない」で片付けていては、
人生をより豊かに「編集」することはできません。
たくさんの人と出会って、
「あ、この人のこの視点は面白いな」
「はぁ~こんな考えがあるのね」など、
人生を楽しく、豊かにするヒントをたくさんもらうことが大切です。
たまには、こんなタイプの人とは絶対に関わることがないだろうな、、
と思う人に会うのも、いいでしょう。
今まで思いもつかなかった、超刺激的な新しい視点に出会えるかもしれませんから。
ボクも、マスコミの専門学校に通っているとき、恩師から、
マスコミ人は「人間大好き」であれ。
と、最初に教わりました。
当時は、よく意味が分からなかったものの、今となれば、ものすごく、この意味が分かります。
たくさんの人と出会って、
新しい視野、視点をもって、人生を豊かに編集していきなさい。
というメッセージだったのですね。
最後のまとめとなりますが、
あなたも「編集力」を身に着け、人生をより楽しく豊かにしたければ、
まずは、「疑いの目」を持ち、つぎに、「広く、そして少し深く」知識を持つようにして、
最後に、とことん人を愛し、会ってください。
そうすれば、毎日を楽しく「編集」できるようになります。
では、今日はここまで。
また次回からは、別のネタで書いていきますね。