【未来編集室】「オール4の素人」になれば編集力は上がる。

どうも、未来編集室の乳井です。

少し間が開きましたが、

人生を劇的に変える「編集力」を養う2つ目のポイントをお伝えします。

※一つ目のポイントはこちら

【未来編集室】疑いの視点を持てば、編集力は自然と上がる。

2つ目のポイントは「オール4の素人(シロウト)」になれです。

ん?オール4?究極?

ってなりますよね。

 

これは何を言っているのかというと、

「あまり専門的に知識を入れすぎるな」ということ。

何事にも広く浅く知識を持つこと。

実はこれが編集者としての力を高めることになります。

昔、学生時代、通信簿がありましたよね。

そのオール4ぐらいの成績がベストです。

 

Q:なぜ、知識を専門的に高めすぎるのがよくないのか?

その答えは単純明快で、専門的な知識を持ちすぎると

***

◆知らない人の気持ちを推し量れない

◆「なぜ」の視点が無意識に消える

***

からです。

 

これは、僕が新聞記者時代のときのこと。入社して半年ぐらいでしょうか。

町おこしを頑張る青年を取材しました。

どんな活動をやっているのか?何年やっているのか?誰としているのか?

などなど、

取材をするときは事前に取材相手や

取材に関する知識を仕入れます。

そして、僕自身も、学生時代にゼミで町おこしに携わっていた時期があって、

普通の人よりはだいぶ、その道の知識がありました。

 

玄人気取りに「町おこしって〇〇が大事ですよね。ここが難しいですよね」

なんて、取材ははずみましたが、ひとつ落とし穴がありました。

そう、なまじ知識があったからこそ、

読者目線でまったく取材ができていなかったのです。

 

会社に戻り、記事を執筆し、デスクに記事を渡すと、

「おい、なんだこれは。これもっとわかりやすく書けよ。

記事のポイントずれてるんじゃない?もっと、聞くことあるだろ」

読者目線で、書き直せ」と、即やり直し。

 

今思うと、ただの記者としての力量不足だったわけですが。

当時の自分は、町おこしの専門的な知識を軸に取材してしまっため、

世間一般の目線で記事を書いていなかったのです。

青年のコメントも小難しかったり、5W1H(いつ、なにを、どこで、なぜ、誰が・どうやって)が抜けていたり。

町おこしについて全く知らない素人だったら、

もう少しは一般目線でかけていたことでしょう。

 

これは一例ですが、何でもそうかもしれません。

その道を極めると、あらゆることが当たり前になりすぎて、

一般人にとって、なにが面白くて、なにが新鮮なことなのか。

それが見えなくなってしまいます。

あなたもきっとあるのではないでしょうか?

 

飲み会で仕事の話などをすると、

「へーそれは面白いね」って言われるものの、

「ん~何が面白いんだ、、当たり前すぎるんだが」

と思うことが。

これは、世間一般の価値観が薄れてしまっている証拠です。

 

編集というのは、世の中のあらゆる事象に疑問や興味を持ち、

それにあたるスポットライトの方向を変えて「新しい価値」を生みだし、

社会に役立つものを作ることです。

 

疑問や興味を持つには、知りすぎてはいけないのです。

知りすぎると何もかもが当たり前になり、

実は世間にとってインパクトがあり、面白いと感じてもらえることも、

自分の中では「当たり前」なので気づけません。

まったく相手目線、社会目線でないため、

編集して「新しい価値」を生むことは難しくなります。

 

だからこそ、様々なことに対して疑問や興味を敏感に感じられるシロウト。

また、編集する者だからこそ多少の知識は必要なので、

オールマイティな成績4のバランスの取れた「素人」。

これを「オール4の素人」と呼んでますが、

こんな人材こそが、編集の力をどんどん養っていけるのです。

 

あなたも、編集の力を伸ばして、

新しい価値を生み出し、人生を好転させたければ、

ぜひ、「オール4の素人」をめざし、

広く、そして少し深く、たくさんのことを学んでみてください。

では、また。 次のブログでは、3つ目の編集スキルをお伝えします。

 

追伸:

考えて、生む「思考力と創造力」

工夫して、外に出す「編集力と表現力」

それらを掛け算して、これからの時代に必要な

人を感動させ、人を動かす力を学ぶ塾を4月から開講します。

それぞれの分野で活躍するプロたちが講師となり、4か月みっちり指導します。

興味がある人は、こちらをチェックしてみてください。

→http://www.gocoo.info/haneijuku9204/

 

ただいま、講義のサンプル動画も編集中です。

完成したら、また共有しますので、お楽しみに!